インボイス登録申請のやり方|個人事業主の手順・期限・登録番号の確認

インボイス登録申請のやり方|個人事業主の手順・期限・登録番号の確認 請求書・会計
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イメージ写真:Studio.Stock

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更新日:2026-10-28

結論:「登録申請書」をe-Taxで出し、税務署から通知される登録番号を待ちます

  • インボイスを出すには、税務署長に「適格請求書発行事業者の登録申請書」を出して、登録を受ける必要があります
  • 申請はe-Taxで行えます。「e-Taxソフト(WEB版)」なら、国内の個人事業者はスマホからも申請できます
  • 免税事業者は、登録希望日を書けば、その日から登録を受けられます。登録希望日は、提出日から15日以降の日です
  • 免税事業者が登録すると、原則として登録日から2年間は消費税の申告が必要です。迷ったら国税庁の情報を確認するか、税務署・税理士に相談しましょう

ひとことで言うと

インボイスは、決められた項目を書いた請求書のことです。出せるのは、税務署に登録した事業者だけです。

登録すると「T」と13桁の数字の登録番号が通知されます。この番号を請求書に書きます。

登録すると、消費税の申告が必要になります。登録するかどうかは、よく考えてから決めましょう。

この記事の信頼性

情報源
国税庁 インボイス制度特設サイト、タックスアンサー(No.6498)、税務手続の案内(D1-64)、国税庁適格請求書発行事業者公表サイト
情報の確認日
2026-10-28
掲載方針
国税庁が公表している内容だけをまとめています。税金の個別の判断は扱いません

このサイトの調べ方と評価の基準

目次(11項目)
  1. そもそも、インボイスの登録とは?
  2. 申請の方法は2つ
  3. e-Taxで申請する前に準備するもの
  4. 申請から登録番号が届くまでの流れ
  5. 申請の期限は?(免税事業者・新しく開業した人)
  6. 登録する前に知っておきたい注意点
  7. 登録番号のしくみと確認のしかた
  8. 会計ソフトを使うなら
  9. よくある質問(FAQ)
  10. 情報源
  11. 広告表示について

そもそも、インボイスの登録とは?

国税庁のタックスアンサーNo.6498によると、インボイス(適格請求書)を出せるのは、税務署長の登録を受けた「適格請求書発行事業者」だけです。登録を受けるには、税務署長に「適格請求書発行事業者の登録申請書」を出します。

国税庁のインボイス制度特設サイトでは、登録した売手について、次のように案内されています。

  • 登録を受けると、課税事業者として消費税の申告が必要になります。
  • 買手(課税事業者)から求められたときは、インボイスを出さなければなりません。
  • 出したインボイスの写しは、保存しておく必要があります。

言葉のメモ:

  • インボイス(適格請求書):登録番号や税率、消費税額などを書いた請求書や領収書のことです。書き方はインボイスの請求書の書き方にまとめています。
  • 免税事業者:消費税を納める義務がない事業者のことです。
  • 課税事業者:消費税を納める事業者のことです。

申請の方法は2つ

申請の方法 内容
e-Tax 「e-Taxソフト」か「e-Taxソフト(WEB版)」で申請します
郵送 書面の申請書を、納税地を管轄する「業務センター」へ送ります

この表の見方:国税庁は、問答形式で入力もれなく申請できるe-Taxソフト(WEB版)の利用をすすめています。郵送で出すこともできます。

e-Taxソフト(WEB版)について、国税庁が案内している点:

  • ダウンロード不要で、スマホ・タブレット・パソコンのどれでも使えます。
  • スマホ・タブレットで使えるのは、国内の個人事業者だけです。
  • 画面の質問に答えていく「問答形式」で、申請データを作れます。

言葉のメモ:

  • e-Tax:税金の申告や申請を、インターネットで行うしくみです。
  • 業務センター:郵送で申請するときの送り先です。各国税局の業務センターの所在地は、国税庁のホームページで確認できます。

e-Taxで申請する前に準備するもの

国税庁の「インボイス発行事業者登録申請手続」ページでは、e-Taxで申請する前に、次のものを用意するよう案内されています。

準備するもの ポイント
電子証明書(マイナンバーカード等) 国税庁の案内では「電子証明書(マイナンバーカード等)」と書かれています
利用者識別番号 e-Taxを使うために必要な16桁の番号です。初めての場合は、e-Taxソフト(WEB版)で取得できます
メールアドレス(任意) 事前に登録しておくと、登録通知が届いたことをメールで知らせてもらえます

この表の見方:上の2つは、e-Taxで申請するときに必要です。メールアドレスの登録は任意ですが、通知に気づきやすくなります。

申請から登録番号が届くまでの流れ

  1. 準備する

    マイナンバーカードなどの電子証明書と、利用者識別番号を用意します

  2. 申請する

    e-Taxソフト(WEB版)で、個人事業者向けの入力画面から登録申請書を作って送ります

  3. 審査を待つ

    税務署で審査が行われます。通知までの期間の目安は、国税庁のインボイス制度特設サイトで案内されています

  4. 通知を受け取る

    e-Taxで申請した場合は、メッセージボックスの「通知書等」に登録通知データが入ります

  5. 公表サイトを確認する

    登録されると、国税庁の公表サイトに登録番号や氏名などが公表されます

国税庁のインボイス制度特設サイトでは、登録の通知と公表サイトへの公表に時間がかかっていると案内されています。登録日から通知を受けるまでの間に取引をする場合の対応は、国税庁のインボイスQ&Aの「問36」で確認できます。

申請の期限は?(免税事業者・新しく開業した人)

いつまでに出せばよいかは、今の状況によって変わります。国税庁の案内は次のとおりです。

今の状況 登録を受けられる日と期限
課税事業者 税務署長が登録をした日から登録の効力が生じます
免税事業者(登録希望日を書く場合) 登録希望日から登録を受けられます。登録希望日は、申請書の提出日から15日以降の日です
新たに事業を始めた人 その課税期間の初日にさかのぼって登録を受けられます。その課税期間の末日までに申請が必要です

この表の見方:真ん中の行は、たとえば「この日から登録したい」という日がある場合、その日の15日以上前に申請書を出す、ということです。下の行の「課税期間の初日」は、個人事業者の場合、事業を始めた年の1月1日です(事業を始めた日ではありません)。

国税庁の税務手続の案内(D1-64)では、次の例が示されています。

  • 免税事業者が2024年2月1日を登録希望日にする場合は、申請書に登録希望日を2024年2月1日と書き、2024年1月17日までに出す必要があります。

タックスアンサーNo.6498では、2023年10月1日から2029年9月30日までの日をふくむ課税期間中に免税事業者が登録を受けた場合、登録を受けた日からインボイス発行事業者になれる経過措置がある、と案内されています。

言葉のメモ:

  • 課税期間:消費税を計算する期間です。国税庁の案内では、個人事業者の課税期間の初日は1月1日です。
  • 登録希望日:免税事業者が「この日から登録を受けたい」と申請書に書く日です。

登録する前に知っておきたい注意点

注意点 国税庁の案内
消費税の申告 免税事業者が登録を受けると、原則として登録を受けた日から2年間、消費税の申告が必要です
登録をやめた場合 登録を取りやめても、上の扱いは同じです
屋号や事務所の住所の公表 個人事業者が「主たる屋号」や「主たる事務所の所在地」の公表を希望する場合は、別に「公表事項の公表(変更)申出書」を出します

この表の見方:いちばん上の「2年間」は、正確には「登録日以後2年を経過する日の属する課税期間までの各課税期間は課税事業者となる」と案内されています。

登録して課税事業者になった小規模な事業者向けには、負担を軽くする経過措置もあります(タックスアンサーNo.6498)。

  • 2割特例:2023年10月1日から2026年9月30日までの日の属する課税期間で、納付税額を売上税額の2割にできる経過措置
  • 3割特例:小規模な個人事業者向けに、2027年と2028年の課税期間で、納付税額を売上税額の3割にできる経過措置

どちらも細かい条件があります。使えるかどうかは、国税庁の情報で確認するか、税務署・税理士に相談してください。

登録番号のしくみと確認のしかた

国税庁適格請求書発行事業者公表サイトの「登録番号とは」ページでは、登録番号の形が次のように案内されています。

事業者 登録番号の形
法人番号がある課税事業者 「T」+法人番号(数字13桁)
それ以外の課税事業者(個人事業者など) 「T」+数字13桁

この表の見方:個人事業者の13桁の数字には、マイナンバー(個人番号)は使われません。法人番号とも重ならない、事業者ごとの番号です。

自分や取引先の登録番号は、国税庁の公表サイトで確認できます。

公表サイトで登録番号を確かめる手順
  1. 1サイトを開く国税庁適格請求書発行事業者公表サイトを開きます
  2. 2番号を入れる「T」を除いた13桁の半角数字を入力します
  3. 3検索する「検索」ボタンを押して結果を確認します(一度に10件まで検索できます)

国税庁の案内では、公表サイトで、その登録番号が取引の時点で有効か(取り消しや失効をしていないか)などを確認できます。受け取ったインボイスの番号を確かめたいときにも使えます。

言葉のメモ:

  • 登録番号:インボイスを出せる事業者に通知される「T+13桁」の番号です。
  • 失効:登録の効力がなくなることです。

会計ソフトを使うなら

インボイスの登録をしたあとは、請求書づくりや帳簿づけ、消費税の申告が必要になります。手書きや表計算ソフトでも対応できますが、会計ソフトを使う方法もあります。料金・機能は各公式サイトで確認してください。

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マネーフォワード クラウド確定申告(個人向け)公式サイトへ(PR)

2つのサービスの比べ方は、freeeとマネーフォワードの比較にまとめています。インボイス制度での帳簿の書き方は、インボイス制度の帳簿の書き方で解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q. スマホだけで登録申請できますか?

A. 国税庁の案内では、e-Taxソフト(WEB版)はスマホ・タブレットでも使えます。ただし、スマホ・タブレットで使えるのは国内の個人事業者だけです。電子証明書(マイナンバーカード等)と利用者識別番号の準備も必要です。

Q. 登録番号は、どこに届きますか?

A. e-Taxで申請した場合は、メッセージボックスの「通知書等」に登録通知データが入ります。事前にメールアドレスを登録しておくと、メールで知らせてもらえます。

Q. 登録番号に、マイナンバーは使われますか?

A. 使われません。国税庁の公表サイトでは、個人事業者などの13桁の数字にはマイナンバー(個人番号)は用いない、と案内されています。

Q. 自分は登録したほうがいいのでしょうか?

A. 登録すると消費税の申告が必要になるため、取引先や売上の状況によって判断が分かれます。国税庁は、判断に迷う方向けに「インボイス制度への事前準備の基本項目チェックシート」を公開しています。自分のケースについては、国税庁の情報を確認するか、税務署や税理士に相談してください。

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